認識は双方向

場所が変わると「物事を別の角度から考えやすくなった」とか「今まで思いつかなかったアイディアが浮かんだ」というような話を聞いたことはありませんか? ひょっとしたら信じていなかったかもしれませんが、これはあながち嘘でもないようです。

というのも、人間の思考や性格を形成する要因は内的なものだけに留まらず、外的な要因も大きな影響力を有しているからなのです。例えば、背が低くて外見が子どもっぽい人には本当に子どもっぽい性格の人が多いのを知っていますか? また、大柄で言い方は良くないかも知れませんがヌボーっとした外見の人は、本当にのんびりした性格の人が多くありませんか? これは、いったい何故なのでしょう?

実は、これは簡単な理屈で説明が付いてしまうのです。
まず、子どもっぽい見かけの人を相手にすると、周囲の人はどうしても実年齢より低いように扱ってしまいがちです。実際は20代でも、見た目が中高生くらいの童顔な人を相手に容姿をほめる場合、どうしたって「綺麗」や「美しい」ではなく「かわいらしい」になりますよね? 周囲の友人にしたって、背の低い人相手になると何故か頭をなでたりといった動作をしがちです。この周囲の扱いが、個人の性格形成に影響を及ぼすことで、見た目が幼い人は、やや子どもっぽい部分が残りやすくなるわけです。

見た目がぼーっとした人も同じです。周囲が「大人しいだろう」「おおらかだろう」と勝手に決めつけて接することで、やはり性格形成に影響を与え、本当にのんびりした性格になっていくことがあり得るわけです。

人間とは面白いもので、環境からどのように扱われたかに応じて、その扱われ方に相応しい状態へと変化する傾向があるわけです。

となると、冒頭で紹介した「場所が変わると考えが変わる」という説も、がぜん信憑性を増してきます。環境から受ける影響によって、その時の思考や感情の起伏がある程度は左右されてしまうわけです。実際、人は暗い場所・高い場所では恐怖心が強くなったり、広い場所で開放感を感じたりするわけですから、よくよく考えれば当たり前なのですが、これが後々の性格形成にまで影響していくとなると、影響力の大きさを改めて再確認できますね。

人間の認識は、ただ内側から湧いてくるものではありません。外界からの刺激に反応する形で発露するのです。内なる考え事ひとつをとっても、人間は外の環境と双方向に影響しあいながら発達するコミュニケーションの動物だということが良く分かりますね。

場所を変えれば、何かしら新しい閃きがあるかもしれません。自分自身の未知なる可能性が開けるかも知れません。第二の書斎、第二の家、第二の故郷、名目は何だって構わないと思います。もう一つ、新しい環境を生活に取り入れてみませんか?

カテゴリー: 素敵に生きる ~別荘ライフ~

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