自己表現の一環としての別荘

Q.ステータスに興味がない人が別荘を持つとしたら、それは何のため?

A.では、ちょっと変わった発想から、別荘を持つ理由を考えてみましょう。
自己を表現する行為の一環だと捉えることも可能ではないでしょうか。

あなたは、まったく見ず知らずの相手に自分を紹介する時、最初にどんな情報を伝えて自分という存在を理解してもらおうとしますか? ある人は職業について話すかもしれませんし、別の人は自分の趣味から話し始めるかもしれません。こういった順序で話すべき、といった決まりはありませんから、それぞれに自分が特に表現したい部分・相手にとって取っつきやすい部分から話し始めるでしょう。

さて、この時に話すべきことが見当たらなかったらどうしますか? 相手が自分と同じ職業で、似たような趣味しかないとしたら、相手にとって目新しい情報は簡単には見つからなそうです。しかし、相手が当然のように知っている情報をくどくど話すのは、きっと得策ではありません。それは、相手にとって価値の低い情報になってしまいます。

コミュニケーションというものは、結局のところ営業活動なのです。仲良くなりたい相手には、自分という存在の魅力を伝えます。そして、相手が持っている限りある時間を自分と一緒に使ってもらえるよう、最大限に売り込まなくてはいけません。自分を商品に、時間をお金に置き換えれば、実は営業とまったく一緒なのです。ですから大切なのは、相手にとって新しい情報をどれだけ与えられるか、ということになります。

さて、この時に「別荘での自分の生活」という話題を持っていたら、どうでしょう? 仕事やアフターファイブの趣味といった日常的な次元を離れ、非日常的な空間における自身の生活を語ることができたら、話題の幅はぐっと広がります。日常にとらわれない場所でどんなことをしているか・どんなことを考えるか。自分の隠れた部分を表現するにあたって、これほど有益な話題はなかなかありませんね。

ところで、自分を売り込む相手は他人ばかりではありません。人間はある程度「自分自身に対して自分を売り込む」という一見して不可解な行為を必要とする生き物だと思います。自分の価値をまず自分が認めていなければ、自信を持って他人と相対することができませんし、自分の人生が有意義なものだという確信を持つことも難しくなってしまいます。

長い休みを別荘で過ごすことによって、日頃の生活では気づけなかった自分の一面にハッと気がつく瞬間があるかもしれません。今まで日常という名のヴェールに隠されていた新しい自分を発見し、自己評価を変革するためのツールとしても、別荘という非日常的空間が一役買ってくれるかもしれませんよ。

カテゴリー: 素敵に生きる ~別荘ライフ~

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